澤田屋

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【今年も1年ありがとうございました】 五代目代表取締役社長 黒澤晋太郎

今年の大きな出来事としては澤田屋の新しい企業理念(PMVV)が出来たことです。
ぼくは、この企業理念という上位概念をとても大切にしています。
納得する理念ができるまで3年くらいかかりました(笑)

言語化することで自分たちは何をしたいのか、何のためなのかなど、ベクトルが定まりました。
これによって、ヒトやモノやコトの在り方が変わっていくことを実感した1年でした。

来年、2025年も継続してリブランディングを行っていきます。
より多くの方に澤田屋が考える未来を、プロダクトや活動を通して拡げていきたいなと思います。
楽しみにしていてください。

* * *

毎月、全社員に向けて書いている “社長通信”

今年最後のテーマ は、【澤田屋のつくるとは】
頭の中はこんなことを考えながらリブランディングしています。

一部、抜粋して紹介します。

* * *

– 【澤田屋のつくるとは】 –

●「まる」をつくる

澤田屋の考える「まる」の意味は企業理念(PMVV)で定義づけしています。

まず内側からできる「容(かたち)」を大切にし、外側の「形(かたち)」でデザインしていく。

それが澤田屋のまるい「形容(かたち)」。

目に見えない価値、言葉にできないものを伝える努力。

様々な想いや物語が詰まったお菓子を贈ったり、食べたり…、そこにもまた想いや物語が生まれる。

物事を点で見るだけでなく、線や面、流れを見る。
そういった意識でプロダクトをつくっている。

●アナログ

より合理的な社会へ進む中、ものづくりや接客は出来るだけ人間味を出したい。

非合理の中にある価値。量より質。

「人の手の温もり」こそ、人の心に伝わっていく。

そんなものづくりを大切にしたい。

澤田屋のお菓子は人と同じで1つ1つ表情が違う。

アナログとデジタルの調和が大事。

●経年優化

流行りもの、便利なもの、新しいものに流されるだけでなく、今あるものに新しい価値を見出し、磨いていく。

必ずしもスクラップではなく、リノベーションも。

時が経つにつれ、輝きや深味が増すものづくり。

長い時間軸で事業をつくる。

社会にとってどんな役に立つのか、本当に必要なのか、何を伝えたいのかを考え、深掘っていく。

●まちと文化

これまでは、お菓子で微力ながら「まち・文化」をつくってきた。

これからはお菓子屋だけどお菓子屋じゃない。

理想は、銘菓という商品レベルではなく、商圏は小さくても、文化という商品レベルまで昇華していきたい。

お菓子だけをつくっているのではなく、澤田屋の哲学である「まる」をつくっている。

目に見える手段としての得意分野がお菓子づくり、食に関わる部分ということだけ。

VISION「まるをおくるが日常に」を目指して、「まち・文化」をつくっていく。

今の澤田屋の成長は、売上や規模を追うことではなく、自分達の考える哲学やVISIONに近づくこと。

会社にVISIONがあるように、個人にもVISIONがあった方がよい。

会社と個人のVISIONの共通点を見出し、会社を舞台に成長してくれることを期待しています。

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今年も1年、本当にありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。