澤田屋

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PHILOSOPHY

わたしたちのまる
調和があるからつづく

均衡(バランス)が保たれ、偏りすぎず、
心地のよい状態をつくることで
長く永く続けていくこと。

重ねあうことでつながる

自分だけでなく、周りに感謝して尊重し、
それぞれの想いをつなぎ、
重ね合わせていくこと。

平和と豊かさをひろげる

その想いや理念・文化を、地域や社会、
次の時代へとひろげ、
世界に平和を生み出していくこと。

MISSION

おいしいまるをつくり、
たのしいまるをつくる。
私たちは、くろ玉を軸とした「食」の事業をとおして、
さまざまな人の「たのしいまる」をつくります。
「おいしいまるをつくる」とは?
美味しい「くろ玉」をつくりつづけること。
澤田屋を象徴する存在であるくろ玉。見た目の美しさだけでなく、「おいしい」と思ってもらえるものを作りつづけることに意味がある。変えてはいけないこと、変えるべきことを見極めて、歴史をつなぎ、くろ玉の完成度を上げていく。
「くろ玉」を軸に、食の提案の輪をひろげること。
くろ玉をつくる私たちだからこそできる、食の提案がある。
例えば、地域や旬の食材を使った玉菓子や、作り手の想いやこだわり、山梨のおいしいにまつわる知識など。お菓子だけでなく、おいしいがひろがっていく仕組みや商品、事業をつくっていく。
「たのしいまるをつくる」とは?
食卓や日常のなかに、たのしくてまるい風景をつくる。
私たちがおいしいまるをつくることで、それを手にした人、渡す人、食べる人のまわりに、会話や笑顔などのまるい風景ができることを目指す。
バランスのとれた「たのしい」をつくること。
自分たちがたのしいこと、お客さまがたのしいこと、周りや社会がたのしいこと、のバランスを常に考える。また、理論と感性、心と体、伝統と変化、成長と安らぎ、成功と困難、外見と内面、さまざまなバランスのとれた「たのしい」をつくる。
たのしいをつくる人を、つくること。
調和のとれた「たのしい」をうみだしていくことで、それを伝え、自ら「たのしい」をつくる人を増やす。

VISION

「まるを、おくる」が日常に。
澤田屋の使命である、
「おいしいまるをつくり、たのしいまるをつくる。」
この活動をとおして、私たちが実現したい未来は、
あらゆる人が恵みに感謝し、
その豊かな「まる」を誰かや社会におくる、
そんな「恩おくり」の文化を日常につくること。
そして、その目に見えない豊かさを、
後世に渡していくことです。

VALUE

定量的であって、感性的であること…
数字や効率をしっかり考え合理的に準備し、温もりや感覚を大切にして感性的につくり楽しむ。
変わらないために、変わること…
伝統やこだわりを大切にしつつも、慣習にとらわれず柔軟に変わることで、変わらず愛される存在になる。
相手を敬い、こうべを垂れること…
自分の考えや個性を持ちながら、相手の価値に敬意を表し尊重することで、想いや考えを重ね合わせていく。
他を知り、足るを知り、己を知ること…
他を知ることも大切だが、単なる比較や見栄をやめ、自らの価値や環境を理解することで心地よい自分を知る。
素朴であり、奥深いこと…
物事をシンプルに。本当に必要なことだけを考え、時にはやめることで、選択した軸に深みをつくっていく。
学び、考え、動くこと…
さまざまな人生経験を通して学びつづけるだけでなく、自分で深堀り考え、自ら行動して表現する。
自然の恵みを、大切にすること…
人の生活で幸せを感じるためのものづくりをしながら、自然の恵みに感謝し、自然を守り、共存する。
世渡り上手であること…
争わなくてもよい戦いはしない。主張することと、相手に迎合すること、両方のバランスを意識する。
葉を見て、土まで見ること…
細部までしっかり気を配りながらも、大きく俯瞰し、根本に目を向けることを忘れない。
つくることで、伝えること…
伝えるため、繋げるため、に集まるのではなく、私たちが意志をもちながらつくることで、繋げ、伝えていく。

MESSAGE

たのしい人生を送りたい。
自分自身もそうでありたいし、周囲の人もそうあってほしい。
家族、友人、共に活動する仲間、生産者の方々、地域の方々。
澤田屋のお菓子を作る人、手にした人、それを渡す人、それを食べる人。

人生って、その人なりの幾つもの歯車があって、回っている気がします。
例えば、家族の歯車、仕事の歯車、趣味の歯車など。
その歯車の中にもまた歯車があって。
どれか1つの歯車が大きくなると、他の歯車と噛み合わなくなり、うまく回らない。
逆に小さくなるとこれまた嚙み合わなくなり、うまく回らない。
それぞれの歯車の調和をとることが、たのしい人生をつづけるのに大切であると感じています。

自分には、今どんな歯車があり、どんな大きさか。
たのしいの基準も人それぞれ。
答えはみんな自分の中にある。
なかなか叶わないかもしれない。
だからこそ、それぞれの物語が生まれてくる。
そこに人生の価値があるなと思っています。

さまざまな人が自分のたのしいを見つけうみだし、それを伝えていく。
そして、さまざまなたのしいがつながり、重なり合っていく。

澤田屋は、これまでおいしいお菓子づくりを100年以上、つづけてきました。
これからはおいしいだけでなく、たのしいもつくっていくのですが、事業はあくまで1つの手段であって、本質は、事業を通して何を表現し伝え、何を後世に残していくのかだと思います。

わたしたちは、わたしたちの哲学を代表商品であるくろ玉の形容「まる」を使って表現しました。
いま私たちが在るのは、前にいた人達が「まる」というベースをつくっていてくれたから、その恵みに感謝し、私たちの時代でその豊かな「まる」により磨きをかけ、社会や後世に送っていく。
そのためにわたしたちは日々、たのしく生き、学び、考え、行動しつづける。
そんな「恩送り」の文化を日常につくっていくことをVISIONとしています。

事業を受け継ぎ、渡していくだけでなく、わたしたちの哲学、想いである「まる」を送っていく。
その繰り返しで、世の中を波紋のように少しずつ良くしていく。
そしてそのまるい輪をひろげていきたい。
わたしたちはその実現に微力ながら貢献していきたいと思います。
どうぞ、これからの澤田屋を楽しみにしていてください。

代表取締役 黒澤晋太郎

HISTORY

澤田屋は江戸時代末期、当主早川半次郎が山梨県笛吹市石和町で菓子の卸問屋を生業としていました。
明治40年に山梨県内の河川全てが氾濫した大水害は、
笛吹川の川筋が変わるほどの壊滅的な被害をもたらしました。
被災した澤田屋は甲府市柳町に移ったのちに、卸問屋を再開。
しばらくして当主の娘婿、早川智義が甲府市櫻町(現在の本店の場所)に小売部を開業。
生菓子の製造小売業を始めました。
これが明治44年のこと、現在の澤田屋のはじまりです。
沿革
明治44年
現在の澤田屋本店の場所に早川智義が小売部を開業
大正6年
実兄塚原正義が小売部を継承
昭和4年
「くろ玉」を考案、発売
昭和9年
三階建ビルを建設し、レストランを併設
昭和19年
企業整備令施行により閉鎖
昭和20年7月
戦災により焼失
昭和22年3月
営業再開
昭和28年2月
株式会社に改組。三代目代表取締役 塚原敏夫就任
昭和46年9月
本社を山梨県甲府市向町375(現在地)に移転
平成17年3月
四代目代表取締役 北原克己就任
平成18年5月
本社工場改装・増築
平成28年6月
澤田屋本店改築
平成28年6月
五代目代表取締役 黒澤晋太郎就任
昭和9年頃

1階は店舗、2階はレストラン、3階は和室。3階建てのビルは当時珍しかったが甲府空襲によって消失。

昭和23年頃

終戦後、営業を再開するために立ち上がり建て直した店舗。

昭和40年頃

店舗の裏と2階に製造工場と寮があった。職人は生活を共にしながら切磋琢磨していた。

澤田屋のあゆみの中で、とても大事に考えて作られてきた包装紙や広告媒体、社内向けの広報誌など。
地元山梨でデザインされている方にお願いしていたそう。
地域に根ざした想いは今も大切に引き継いでいます。
昭和20年頃

パーチメントにくろ玉をのせて売っていた。

  • 入社したての社員に配っていた入社案内。
    当時の様子が垣間見られます。
  • 1964年3月発行の社内報。